電波新聞社主催 紙面 20面

高専に特化した就職支援事業が好評

高専と企業をつなぐ新たな接点に

電波新聞社は2022年から高等専門学校生の就職支援に特化した事業を展開している。新聞創刊以来、75年以上にわたり築いてきたエレクトロニクス業界とのネットワークを生かし、高専生が抱える就職の悩みに寄り添いながら、エレクトロニクス関連企業とのマッチングも行う。企業勉強会や就職セミナーを継続して実施し、学生の進路選択と企業の採用活動を後押ししている。昨年は「高専スペースキャンプ」の一環で宇宙関連企業との勉強会を共同開催した。

近年、高い専門性と実践的な技術力を兼ね備えた学生を多く輩出する高等専門学校への注目度が高まっている。高専生は、エレクトロニクス分野に限らず幅広い産業から高い評価を受けている一方で、就職活動やキャリア形成で依然として課題を抱えているのが実情だ。

ここ数年は企業の採用活動の早期化により、就職活動の前倒しが進んでいることも学生を悩ませている。結果、自身の適性や将来のキャリアについて十分に検討する時間が確保できないまま進路を決定し、企業とのミスマッチや早期離職につながるケースも見られる。

こうした課題を踏まえ、企業と学生の双方にとってより良いマッチングを実現するために、企業勉強会やセミナーなどを軸に就職支援事業を展開している。既に企業説明会は累計50回開催し、参加者からは好評だ。

宇宙を身近に感じた学生が多かった
宇宙を身近に感じた学生が多かった

宇宙企業と接点創出

2022年の事業開始当初は新型コロナ禍もありオンラインでの企業勉強会が中心だったが、コロナ禍の収束に伴い現在は対面型の開催を中心に行っている。

電波新聞社の企業勉強会は、高専各学科のニーズと企業側の採用ニーズに応じて企画する小規模な座談会形式が特徴だ。大規模な説明会とは異なり、双方向での対話を通じ、企業と学生が相互理解を深められる場としている。

参加した学生からは「知らなかった優良企業を知ることができた」「自分の興味や進路の方向性を整理できた」といった声が寄せられた。実際の進路選択の参考になっている人も多く見られた。

企業側からも「採用ニーズのある学科の学生と直接対話できる貴重な機会だった」という声があったほか、「知名度は高くないが、自社の技術力を理解してもらい採用につながった」などの評価があった。

昨年は宇宙人材育成プログラムに取り組む新居浜工業高等専門学校電気情報工学科の若林誠准教授、高知工業高等専門学校の今井一雅客員教授をはじめとする関係各校の協力のもと、「高専スペースキャンプ」で宇宙関連企業の勉強会を共同開催した。

勉強会では、幅広い宇宙関連企業の紹介と企業担当者との座談会を実施。参加学生からは「宇宙関連企業が想像以上に多いことを知った」「宇宙がより身近な分野に感じられた」といった声があり、多様な職種を通じて宇宙産業に関われることへの理解が深まった。

宇宙企業勉強会では、新たな接点が生まれた
宇宙企業勉強会では、新たな接点が生まれた

イベントや情報発信を継続

電波新聞社では今後も高専生向けの企業勉強会や就職セミナーなどのイベント開催を継続し、企業と学生双方にとって有益な機会を継続的に提供していく。あわせて、長年専門紙として培ってきた知見を生かし、高専と企業をつなぐ情報発信にも注力する計画だ。「高専×宇宙」に限らず、さまざまな業界テーマによる特集企画や産学連携イベントを展開することで新たな価値創出を目指す。

問い合わせは電波新聞社就職支援事業部へ。

【問い合わせ先】

株式会社電波新聞社 就職支援事業部

career@dempa.co.jp

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