企業・高専OB/OGに聞く 紙面 13面

実験や製作の経験が業務でも生きる 将来は頼ってもらえる存在に

昭和真空 生産本部生産一課 小嶋碧斗氏

小さい頃から乗り物や動くものが好きで宇宙にも関心を持っていました。高専へ進学したのは、工業系に進み早く自立したいという思いからで地元のサレジオ高専を選びました。5年間で専門的な勉強ができることも魅力でした。高専ではソーラーカーやロボット製作、卒業研究では太陽光パネルを使った遠隔地での電源供給システム構築に取り組みました。

小嶋碧斗氏
昭和真空 小嶋碧斗さん(サレジオ工業高等専門学校機械電子科卒)

当社を選んだのは、地元に就職したい気持ちもありましたが、電子部品や水晶デバイスなど、デジタル化の時代で今後も必要とされる製品を作るための装置を手がけていることに魅力を感じたからです。

入社後は生産部へ配属され、装置の組み立てのほか、現在はお客さまに納入する前の性能検査を担当しています。検査業務では装置が想定通りに動かないこともあります。その際には設計担当者とプログラムを見ながら原因を特定しています。検査中に操作を誤り機械や部品を壊す失敗もありましたが、手順を守ること、焦らず作業することの重要性を学びました。

高専出身者は即戦力になっていると感じることが多いです。学校で実験や製作を経験していますのですぐに手が動きます。レポート作成などもお客さま向けの報告書作成に役立っています。

当社は成果を出すとより難易度の高い仕事を任せてもらえます。私自身は、グループ会社の委託で医薬品製造に関わる装置を任せてもらいました。産業機械と求められる性能が違うため苦労しましたが大きな達成感がありました。

今は先輩に助けてもらうことも多いですが、10年後、20年後に自分が頼ってもらえる存在になりたいです。そのために専門外の勉強にも取り組んでいます。好きなものづくりを仕事にできるのは面白いです。まずは何に対してもやってみることが大切だと思います。興味がなかったものも実際に手を動かしてみると面白さに気付くかもしれません。

もともと宇宙に興味がありましたが、学生時代は高い学力や専門性が必要だと思っていました。当社が宇宙関連事業を手がけていることを知り、よかったと感じています。まだ宇宙関連装置には携わっていませんが、将来は携わっていきたいです。

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