2021.02.19 【インバータ特集】安川電機インバータ累積出荷台数3000万台突破
汎用インバータGA700
安川電機は、1974年に世界初のトランジスタインバータを出荷して以来、今年1月にインバータの累積出荷台数が3000万台を達成した。
モーター制御を強みとしてベクトル制御、デジタル制御、IGBT駆動など、これまでに世界に先駆けたドライブ技術搭載のインバータを数多く製品化してきた。16年に、コンポーネントとして最先端のモーター制御機能を実現したGA700の販売を開始し、現在の主力製品として売上げを伸ばしている。GA700は新モーター制御による高効率化、周辺機器を取り込んだシステムのコストダウン、世界中どこでも使える優れた環境適合性により、機械装置・設備の高付加価値化を実現する。
ほかにクレーン専用CR700、センサレスでPMモーターを運転するGA500、新形マトリクスコンバータU1000もラインアップしている。
同社は省エネを追求したモーターを駆動だけでなく、インバータによるモーター制御を通じて機械の稼働状況を高速でモニタリングし、これらの情報から高い生産効率、高い品質、機械・設備の異常予兆検知を実現し、止まらない生産を実現するCBM(コンディション・ベースド・モニタリング)を導入し、提案を広げている。