2021.05.25 【電設資材および関連製品特集】東芝ライテックカメラ一体型LED照明活用
カメラと一体化した「ViewLED」を活用したサービスが本格化しつつある
東芝ライテックは、カメラと一体化したLED照明「ViewLED(ビューレッド)」を活用したサービス提供に力を入れている。工場向けに「安全アラートサービス」を提案しているほか、施設内における発熱者の出入りを管理するシステムへの応用も検討している。
安全アラートサービスは、人やモノまで識別できる人工知能(AI)を生かし、東芝独自の画像解析技術を組み合わせて開発。ビューレッドと専用ゲートウエー、クラウド上でのAI画像解析をセットにして月額サービスとして提案している。
工場内での人の動きを可視化し業務効率の改善につなげる「人流分析サービス」と、作業者の手元を撮影し作業時間を見える化することで生産性向上に生かす「作業分析サービス」の提供も予定している。
3月に開催された照明関連の展示会では、ビューレッドとサーマルカメラを一体化した製品を参考出品。天井からの体温感知により、検温のために三脚などの設置を不要とするなど、照明器具ならではの利点を訴求。ビューレッドの製品やサービスの広がりを提案した。
有人環境下で使用できるウシオ電機開発のウイルス不活化・殺菌技術「Care222」を搭載したユニバーサルダウンライトタイプ「UVee(ユービー)」も展開を強化している。埋め込みタイプで、首振り角度45度、水平回転角度340度に調整でき、照射範囲の自由度を高めている。人感センサーや近接センサーなどを搭載し、無人環境下のみで照射するモードも選択できる。
深紫外線LEDと光触媒を使った据え置き型の除菌脱臭機も開発。光触媒とライテックの流水殺菌の技術を組み合わせた製品で、オフィスや店舗、病室などの小空間での利用を想定。照明や空調などを含む空間環境の提案を強化する一環として今後、提供していく予定だ。