2021.06.11 最小・最高画質のLiDAR東芝が発表、インフラ監視や自動運転に

試作品。投光系(左)と受光系

 東芝は10日、光を活用して物体を検知し距離を測る「LiDAR」について、長距離を測れるものとして世界最小のサイズと世界最高の画質を実現した、と発表した。ソリッドステート式のもので、サイズは従来の約3分の1、解像度は4倍となる。自動運転に加え、道路などインフラの異常検知にも活用できると見込む。

 同社は今回、光子を受けると電子が発生する受光デバイス(SiPM)の感度向上と小型化を両立させる技術を開発した。SiPMは、受光セルとそ...  (つづく)