2021.07.16 ビックカメラ、池袋に「セレクト」出店本店とパソコン館もリニューアル

池袋エリアの2店を改装し、小型店も30日に新規オープンする

 ビックカメラは16日、アップル商品や小物家電などを取り扱う小型店「ビックカメラ池袋セレクト」を東京・池袋に30日にオープンすると発表した。昨年6月、東京・六本木に出店したのに続く4店舗目で、池袋本店とパソコン館も同時にリニューアルする。

 小型店であるセレクトは、ビックが展開する新業態店の位置づけ。地域特性や環境に合わせて品ぞろえに柔軟性を持たせることを重視している。昨年オープンした六本木駅店は、近隣のオフィスワーカーや飲食店業、富裕層の住民などを意識し、酒類を豊富に取り扱う店づくりを行った。

 ビックの「本丸」ともいえる池袋は、家電量販店の激戦区だ。ビックは池袋駅東口を中心に、グループ店舗を合わせて5店を展開する。同じ東口駅前には、ヤマダホールディングスが首都圏エリアの旗艦店「LABI1日本総本店池袋」を構えており、新店のセレクトはその隣接地に500平方メートル(2フロア構成)で出店する。

 セレクト出店に合わせ、池袋本店は、白物家電を中心に、現在の2フロアから3.5フロアへと家電コーナーを1.5倍に拡大する。池袋本店の目の前にあるパソコン館は、「池袋カメラ・パソコン館」に店名を変更。池袋本店に展示していたカメラ関係をカメラ・パソコン館に、パソコン館にあった携帯電話とゲーム関係を本店に移動するなどで、両店の売り場スペースを確保した。

 ビックは今年1月、池袋東口カメラ館を閉店し、池袋エリアの店舗再編に着手していた。