2022.02.14 シャープがファン式冷凍庫新製品セカンド冷凍庫ニーズ受け

シャープのファン式冷凍庫新製品

左右どちらの開き方にも調整できる「つけかえどっちもドア」を採用左右どちらの開き方にも調整できる「つけかえどっちもドア」を採用

 コロナ禍で外出控えが進み、"家食"が増えている家庭は多い。そんな中、冷凍食品のまとめ買いをして、冷蔵庫の冷凍室が満杯になっていることはないだろうか!?

 シャープは、"セカンド冷凍"ニーズが高まっているとみて、ファン式冷凍庫の新製品FJ-HF13H(庫内126リットル/オープン価格=市場想定価格税込み6万6000円前後)を開発、2月24日から発売する。

 まとめ買いが増えて冷蔵庫も500リットルクラス以上の大容量タイプに人気が集まり、冷凍室が大型化する新製品も増えている。

 それでも近年、冷凍食品はフードロスにもつながるため人気が高く、冷凍室が収まりきらないほどになっている。

 このため2台目の食品貯蔵庫として冷凍庫に関心が向き始めた。実際に冷凍庫の需要は伸びており、2019年度は18万台程度だったのが、コロナ禍の20年度は約33万7000台まで一気に拡大(日本電機工業会調べ)。21年度、22年度も安定して30万台程度の需要が見込まれるという(シャープ推定)。

「つけかえどっちもドア」

 シャープの冷蔵庫は左右どちらからでも開けられる「どっちもドア」採用の5ドア冷蔵庫が知られている。冷凍庫の新製品も独自の「つけかえどっちもドア」を採用し、さまざまな置き場所に対応し、左右開閉方向を選ぶことができる。

 ただし、左開き・右開きいずれか好みの開き方に変えるため自分でドアを付け替える必要がある。付け替え方法は簡単で、同社サイトや説明書に紹介されている。

 またファン式なので、霜取りが不要のため、手入れもラク。「冷凍/冷蔵切替モード」(冷蔵=約プラス3~5度/冷凍=マイナス18度)を搭載し、葉物野菜もたっぷり、おいしく保存できる。冷蔵モードではプラズマクラスター搭載により、庫内を清潔に保つ。

 さらに庫内は、フードロスを防ぐクリア設計の4段引き出しボックス(1~3段=高さ約14センチメートル/最下段同20センチメートル)とし、最下段は500ミリリットル冷凍ペットボトルや業務用食品も楽に収納できる。

 最上段はおいしさを逃がさないよう素早く冷凍する"おいそぎ冷凍モード"を搭載、最大氷結晶生成帯通過時間を約半分(約100分)に短縮できる。