2022.06.09 岩崎電気が景観照明を刷新24年ぶりの最上位機
「unis」スティックタイプ。高さの異なる2機種をそろえる
岩崎電気が、公園などに使われる景観照明のフラグシップ機を24年ぶりに刷新する。デザイン性にもこだわった「unis(ユニス)」を7月1日に発売。今年度で1000台の販売を目指す。
9日には東京都内で新製品発表会を開催。同社が新製品発表会を開催するのも24年ぶり。これまでの景観照明のフラグシップ機「mitis(ミーティス)」を発表した1998年以来で、「機能重視、効率重視の流れから、ここ数年で街の景観を見直す機運が高まっている」(伊藤義剛社長)と開発の背景を説明する。
第一弾として発売するのはポールライト3タイプ。公園などに使われる一般的な街路灯に近いイメージを残した「フレア」、小型な発光部からの光を柔らかく受け止めるスリットを幾重にも設けた「スティック」、路面に均一な光を届けて安全にも配慮した「フラット」になる。
ユニスでは新たな取り組みも実践。サステナブルなものづくりを目指し、岩崎が販売した道路灯を回収・分別し、アルミのインゴットに精錬。それをユニスの生産に使っている。
第二弾となる新製品も既に計画。小型なスポットライトをポールに複数台取り付け、角度調整もできる製品のほか、太陽光パネルと組み合わせた「ゼロエネ」モデル、足元を照らすローポジションモデルの3タイプだ。発売は年内を目標にする。
(10日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)