クロスラインレーザーを当てている様子(提供=産総研)
産業技術総合研究所は、光を99.98%以上吸収する、究極に近い「暗黒シート」開発を発表した。触れられる素材では黒さの「世界一」を達成。今後、具体的な用途開発や実用化に向けた検討を進め、素材メーカーなどに技術移転を検討する。
将来的には光の乱反射を極力抑えたいプロ用途だけでなく、身近な場面も含め、光制御・利用技術の格段の性能向上に貢献するとしている。
低散乱な黒色基材を探索する中で、漆塗りの代用にも用いられるカシューオイル樹脂に着目。技術開発に成功した。
(16日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)