2023.06.06 22年は地球25周分、ソーダストリームが新型炭酸水メーカーでペットボトル削減加速へ

発表会に登壇した毛利さん(右)と女優の松本若菜さん。中央が新型「E-TERRA」

 2022年で地球25周分のペットボトルを削減――。炭酸水メーカーの普及でペットボトル使用量の削減を目指すソーダストリームが、昨年1年間で50億本分のペットボトル削減につなげた。6日には「日本人に人気」(平野幸恵マーケティング部長兼ディレクター)という電動タイプの新型「E-TERRA(イーテラ)」を発売し、1桁台という日本でのソーダストリーム普及率にドライブをかける狙いだ。

 本体上部に弱、中、強の3つのボタンの付いたイーテラは、水を入れたボトルをセットして好みの強さに合わせてボタンを押すだけで炭酸水がつくれる。炭酸注入中は青く光るなど、置きっぱなしにしても“映える"デザインにもこだわった製品だ。価格は税込み2万4200円。

 ソーダストリームは、炭酸水メーカーの普及でペットボトル削減を掲げている。生活に便利なプラスチック製品を使わないというのではなく、便利さを享受しつつ環境負荷を減らすために使用量を減らすことを提案する。ソーダストリームを使えば、ガスシリンダー1本で120本分のペットボトルの炭酸水を作れる。

 東京都内で6日に開いた発表会にゲストとして登壇した宇宙飛行士の毛利衛さんは、「便利さを保ちながらごみを減らしていくというのが、考え方としては大切だと思う」などと話し、ソーダストリームの取り組みに賛同する姿勢を示した。

 (後日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)