2023.11.09 理研とimecが連携・協力 次世代半導体やAIなど見込む
調印のもよう
理化学研究所(理研)と、ベルギーの世界的研究機関imec(アイメック)は9日、連携・協力に関する覚書を結んだ。 次世代半導体などをめぐり、研究者やスタッフの交流、講演会、共同セミナー、シンポジウムなどの開催を含む科学技術情報の交換などを見込んでいる。
理研は、自らの最先端研究プラットフォーム(スーパーコンピュータ、大型放射光施設、バイオリソース事業など)をつなぐとともに、先駆的に研究デジタルトランスフォーメーション(研究DX)を加速・発展させるプロジェクトを打ち出す。活動の一環として、次世代半導体の開発に必要な要素技術の開発や、AIと数理を掛け合わせてライフサイエンス分野などで予測の科学の開拓を進めている。
imec は、ナノエレクトロニクスとデジタル技術における世界有数の研究・イノベーション拠点。産官学の架け橋として、最先端の研究開発インフラと多様なトップ研究者チームを活用し、シリコンベースのプラットフォームを通じて、高度なコンピューティング、ヘルスケア、量子コンピューティングなどのアプリケーションにイノベーションをもたらしている。
双方の強みを生かした連携研究を推進し、両国の科学技術の発展を目指すとしている。
(後日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)