2025.03.06 【LED照明総合特集】東芝ライテック 無線照明制御システム「リンクレッド エアー」 オフィス向けなど注力
タブレットを用いてリンクレッド エアーを使用するイメージ
東芝ライテックは、2023年12月に受注を開始した小規模向け無線照明制御システム「LinkLED Air(リンクレッド エアー)」をリニューアルを予定する企業のオフィス向けなどへの提案に注力する。
100台程度の導入を予定するオフィスやドラッグストア、ホームセンターといった商業施設、倉庫・工場などで照明をリニューアルして省エネを図りたいという要望に対して最適で、省エネ効果が期待できる製品として訴求していく。
リンクレッド エアーは、無線方式の採用によりエリアコントローラー(親機)の設置や調光信号線の工事が不要なシンプルな構造となっている。電源は既設配線をそのまま利用できるため、施工がしやすく、既設の照明器具から置き換えるだけで手軽に導入ができることが特長だ。
外光で昼間の明るいときは減光し、夜間は明るくする。また、人感センサーによって人を感知すると点灯し、不在になると設定した時間で消灯する、といった制御により省エネに貢献する。タイムスケジュールで管理したい場合などは、専用のタブレットのアプリケーション内で自動制御を行える。自動制御が不要なら「シンプル設定機能」で登録時間を短縮することもできる。
各機器間は、電波が途切れにくいという特性があるメッシュ通信方式を採用した。2.4ギガヘルツ帯の無線通信で接続している。機器間の通信は目安として半径15メートル。
照明器具のラインアップとして、LEDベースライトのTENQOO(テンクウ)シリーズのほか、光源交換型のダウンライト、システム天井用のグリッド器具などをそろえている。
ベースライトとダウンライトは光源交換型なので、明るさのタイプや光色、演色性を選ぶことができる。