2025.03.10 女性特有の健康課題解決へ TOPPANエッジが「わた温まつり」を初開催
会場は多くの来場者でにぎわった
TOPPANホールディングスグループのTOPPANエッジは、国連が定める「国際女性デー」の8日、女性特有の健康課題に焦点を当てた「わた温まつり2025」を都内で初めて開催した。こうした課題を技術で解決する「フェムテック」分野の製品やサービスも集まり、進化を印象付けた。
今回のイベントは、仕事・結婚・妊活などのライフステージで直面する健康課題や対処方法について理解を深めるとともに、フェムテックを生活に取り入れるきっかけを提供したいという狙いで企画。会場には、フェムテック製品などを手掛ける17の企業・団体が出展。約300人が来場した。
TOPPANエッジヘルスケアプロモーションチームの廣瀬久美チームリーダーは「さまざまな企業、団体と連携して顧客に自分の体に目を向けることの大切さを伝えたい」と意気込みを話した。
同社が展示したのは、女性特有の高温期と低温期の周期を手軽に把握できるようにするIoTサービス「わたしの温度」。こうしたリズムを就寝中に自動計測し、その温度データを妊娠活動や健康管理に役立てる。
それ以外にも、多彩な製品やサービスが集結。あすか製薬メディカル(神奈川県藤沢市)は、毛髪を使って女性ホルモン量を検査する測定キット「Proges」を展示。繊維メーカーのセーレン(福井市)は、着るだけで生理痛を緩和できる「onaka想い」を披露した。
来場した20代女性は「普段から健康面に悩むことがあって参加した。友達などに共有できない話題を話すことができてよかった」と感想を述べた。