2025.03.13 「つけるだけで回復促す」 東大発スタートアップからリング状の健康管理デバイス登場
薄さ2.2ミリメートルにこだわったスマートリカバリーリング
東京大学発のヘルスケアスタートアップのissin(イッシン、東京都文京区)は14日、指輪のようにつけるだけで睡眠やストレスなどを計測し健康を促すリング状のウェアラブルデバイス「Smart Recovery Ring」を、KDDI直営店などで発売する。
新製品のリングは、睡眠、ストレス、活動量をモニタリングし、専用アプリで詳細なデータを確認できる。取得したデータを分析し、毎朝の回復力を示す「リカバリースコア」として可視化。同社が提供するパーソナルヘルスケアAI(人工知能)の「ウェリーくん」が、パートナーのように寄り添いながら、ゲーム感覚で健康管理ができる仕組みを搭載する。
計測データは、2022年11月に発売の体重測定バスマット「スマートバスマット」と同じアプリで管理される。
本体は薄さ2.2ミリメートル、重さ約3グラムと軽量。さらに装着感を感じにくいことも売りで、日常生活やシャワーにも耐える生活防水仕様となっている。フル充電まで2時間の充電で、約7日間の連続使用が可能だ。
現在約1万4000人が利用している、2023年12月に発売した手軽に運動習慣が身に付く心拍数と連動したエクササイズサービス「Smart 5min(スマートファイブミニッツ)」に次ぐ発売となるリング。程涛(テイトウ)CEOは「一日の始まりに自分がどういう状況でスタートするかを可視化し把握することが大事」と、日々変化するコンディションを理解した上で行動する必要性を説く。
カラー展開はマットブラックとマットシルバーで、税込み2万9800円。
イッシンを運営する程CEOは、販売台数25万台超の照明一体型プロジェクター「popIn Aladdin」や1100万超ダウンロードの「スイカゲーム」の開発者でもある。