2025.04.23 三菱電機がエコキュートの展開強化 25年モデル 高効率・清潔・災害時対応を前面に
省エネと快適を前面にエコキュート25年モデルを展開していく
三菱電機は、省エネで快適な入浴を実現するエコキュートの展開を強化し、電気給湯器の買い替えだけでなくガス給湯器との入れ替えといった新規需要の発掘にも取り組む。5月から順次発売の2025年モデルは高効率化や余剰電力の活用能力に加え、遠隔操作機能がより進化した。高効率、清潔、災害時対応という三つの特長を前面に出すとともに、政府補助金の活用を組み合わせ、設置層の裾野を広げる考えだ。
三菱電機のエコキュートは01年の発売以来、清潔機能や非常時対応設計など、業界初となる機能を開発・実装してきた。静岡製作所の遠藤一隆給湯営業統括部長は「業界に先駆けて付加価値を提供し、電機メーカーならではのユーザーフレンドリーな機能が強みになっている」と話す。
業界初の機能として、08年、マイクロバブル技術を活用した清潔機能を搭載した。20年には風呂のお湯を深紫外線で除菌する機能を追加。22年には非常時にすぐに生活用水を取り出せる設計を採用するなど、使い勝手と快適性を常に追求してきた。
共働き世帯の増加に合わせ、日々の風呂掃除が十分にできない家庭向けに提案している清潔機能は同社独自の装備だ。W清潔機能として、約0.1ミリメートルのマイクロバブルを使った風呂配管自動洗浄「バブルおそうじ」と、湯はり後のお湯で増殖してしまった菌を深紫外線で除菌... (つづく)