2025.06.04 【JISSO PROTEC／JPCA Show特集】パナソニック コネクト　モジュラーマウンター「NPM-GW」国内初披露

モジュラーマウンター「NPM-GW」

　パナソニック コネクトは、自律的に進化し続ける工場「オートノマスファクトリー」をテーマに出展する。ブース内のメインステージでは車載・電子情報産業向けの製品を紹介する。

　モジュラーマウンター「NPM-GW」は装着ヘッド、認識カメラなどの基幹ユニットを刷新し、基本性能を進化させた高速実装機。車載向けの基板、AI（人工知能）サーバーなどの大型部品・基板に対応できるのが特長で、国内展示会での実機披露は今回が初めてだ。

　NPM-GWは、5M（人・機械・材料・方法・測定）のばらつきを自律抑制する。また、リモート操作によるエラーからの復旧が可能で、省人化と稼働率向上を同時に実現する。

　「NPM Gシリーズ」はオートノマスファクトリー実現を目指して開発されてきた。GWの開発によりGシリーズはラインアップがそろい、さまざまなラインへの展開を想定する。

　スクリーン印刷機「NPM-GP／L」はさまざまな自動化機能、ラインソリューションをはじめとした高品質印刷を安定維持する機能を備える。人手のかかるマスクチェンジ、はんだポットや下受けプレートの交換を自動化するオプションを充実させている。

　顧客とのつながりを重視し、LTV（顧客生涯価値）の最大化に貢献するのも同社の方針だ。

　O＆M（オペレーション＆メンテナンス）のソリューションとして「オフラインカメラユニットV2」を提案する。データ作成時間の削減と設備停止時間ゼロを両立するオフライン部品データ作成ユニットとなる。

　既存の設備を有効活用する「レトロフィット」（後付け）も重視している。LTV最大化のために、イニシャル投資を抑えてオートノマスファクトリーを目指す上で、レトロフィットは重要な仕様といえる。