2025.06.04 パナソニック、インナーケア事業に本格参入 女性の体調管理サポート

ウェアラブル機器「リズムモニター」(右)とスマートフォンのアプリ画面

リズムモニターを装着するイメージリズムモニターを装着するイメージ

 パナソニックは美容事業の新たな展開として、体の内側からケアする「インナーケア」領域へ本格参入すると発表した。第1弾として、ウェアラブル機器を用いて女性特有の月経リズムと連動した体温の変化や日々の睡眠状態を測り、アプリで体調の変化を予測するサービス「RizMo(リズモ)」を10月に始める。

 女性の健康課題を技術で解決する「フェムテック」への関心が高まる中で同社は、今回の体調ナビゲーションサービスを投入する。

 サービスは、月経リズムと連動する衣服内の温度と睡眠状態を計測するウェアラブル機器「リズムモニター」を利用することが特徴だ。国内家電として初めて開発したという。

 リズムモニターと連動する専用アプリを通じて、計測データを確認。さらにデータを独自のアルゴリズムで分析し、体調を予測してくれることも売りだ。

 操作は簡単で、クリップ式のリズムモニターを就寝時に下着に挟み、起床後にデータをアプリに転送する。アプリ内では、その日や先々の体調予測、体調面のアドバイスも受けられる。

 公式ショッピングサイト「Panasonic Store Plus」で7月7日より台数限定で先行販売。サービスの税込み価格は初期契約料が5500円で、サブスクリプション(定額課金)形式で提供する。月額利用料は500円。