2025.11.06 マスターエディション仕様DDターンテーブル テクニクスが限定販売

左:SL-1200GME(シルバー)、右:SL-1210GME(ブラック)

 パナソニックは、テクニクスブランドのダイレクトドライブターンテーブルとして、マスターエディション仕様の「SL-1200GME/1210GME」(市場想定価格=税込み60万円前後)を台数限定で2026年1月下旬から発売する。

 新製品は、SL-1200G発売以降の10年間で蓄積してきたノウハウと最先端の技術を投入し、アップデートした集大成となるグランドクラスのマスターエディションモデル。

 本体天面には「Master Edition」と、シリアルナンバーを刻印したプレートを貼付。刻印、ヘッドシェル、ダストカバーのTechnicsロゴやトーンアームをゴールドで統一した限定デザインを採用した。

 モーター駆動方式には最新の「ΔΣ(デルタシグマ)-Drive」を採用。ΔΣ変調のPWMキャリア周波数を従来モデルより高速化し約20kHzとすることで、可聴帯域内のモーター駆動信号ノイズを低減。モーターの微振動をさらに抑制した。

 また、モーターは、コイルを取り付ける基板に両面基板を採用し、補強パターンを備え剛性を向上。微小振動の徹底的な排除を実現した「新ツインローター型コアレス・ダイレクトドライブ・モーター」を採用した。

 モーター駆動のための電源回路も「Multi-Stage Silent Power Supply」を採用するなど、最先端技術を余すことなく投入、豊かな音表現を実現する。

 SL-1200GR2/1300Gの設計ノウハウを活かしながら、制御基板には4層基板を採用し、モーター、デジタル回路、LED用の電源やグラウンドを分離するなど、パターンレイアウトの理想化を追求した。

 精密にバランス調整を行った3層構造のプラッター、マグネシウムトーンアーム、4層構造のシャーシ、限定モデル専用となる「αGEL」採用のインシュレーター、洗練されたデザインなどグランドクラス最上位のターンテーブルにふさわしい仕様となっている。

 1200GME(シルバー)を1200台、1210GME(ブラック)を1210台限定で、グローバルで発売する。