2026.03.27 NEC、データセンター戦略を刷新 自社保有と連携でDX需要に対応
NECは、DX(デジタルトランスフォーメーション)事業の拡大に向け、データセンター(DC)戦略を刷新した。自社保有に加え、パートナー連携を強化し、顧客の状況に応じて迅速なサービス提供を実現する。
同社はDCを価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」の重要インフラと位置付け、安全・安心なモダナイゼーションの実現に注力してきた。クラウド移行や生成AI(人工知能)の活用拡大を背景に、DC需要は急増している。一方で、異業種を含む参入が相次ぎ、市場競争や大規模投資の動きも活発化している。
こうした環境変化を踏まえ、DC調達を自社保有とパートナー連携を組み合わせたベストミックス型へ転換する。これにより、高集積サーバー対応などの先進サービス提供やリソースの迅速な拡張を図るとともに、資本効率の改善も進める。
本戦略の一環として、米デジタルブリッジ・グループと、三井住友信託銀行グループのジャパン・エクステンシブ・インフラストラクチャー(JEXI)が関与するファンドの共同出資会社に、「NEC神奈川データセンター」と「NEC神戸データセンター」の一部資産を3月末に譲渡した。譲渡後も同拠点でのサービス提供は継続し、既存顧客へのサービス提供内容や価格に変更はない。
NECは、経済安全保障に対応したDCの構築・運用に関する知見を強みとしている。今後も自社DCの新設を進めるとともに、国内外のパートナーとの連携を拡大し、サービスの高度化を図る。DCを中核とした安全・安心なハイブリッドクラウド基盤の提供を通じ、企業価値の向上を目指す。







