2020.12.10 電機業界 11月度の倒産平均負債額、30.6%減

 20年11月度の電機業界の倒産件数は10件(前年同月18件)で、3カ月連続で前年同月を下回った。2カ月ぶりに2桁台となったものの低水準に抑えられた。負債総額は13億8300万円(前年同月比61.3%減)で、3カ月連続で前年同月を下回った。負債10億円以上50億円未満の倒産が1件(前年同月2件)、平均負債額は1億3800万円(前年同月比30.6%減)にとどまった。

 民間調査会社の東京商工リサーチの調べで明らかになった。

 負債額別では、負債1000万円以上5000万円未満が7件で7割を占めた。前年同月(同55.5%)から14.5ポイント上昇した。そのほか、5000万円以上1億円未満、1億円以上5億円未満、10億円以上50億円未満が各1件。

 原因別では、販売不振が7件(前年同月15件)で7割を占めた。そのほか、既往のシワ寄せが2件、事業上の失敗が1件。

 業態別では、製造が5件(同6件)。販売は卸売が5件(同4件)で、小売は発生なし(同8件)。