2022.05.20 エネルギー・金属鉱物資源機構に名称替え脱炭素の業務拡大、JOGMECは変わらず

 石油天然ガス・金属鉱物資源機構は20日、名称を「エネルギー・金属鉱物資源機構」に変更する、と発表した。脱炭素化の流れを受けて、関連法が改正されたことを受けて、新たなエネルギーや資源に関わる業務が追加されるため。

 名称変更は石油公団と金属鉱業事業団が2004年2月に統合して石油天然ガス・金属鉱物資源機構が発足して以降初めて。

 略称のJOGMECはそのまま使用する。「設立以来、産資源国で認知され、浸透している」ためだという。

 世界的な脱炭素化の流れを受けて、水素や二酸化炭素(CO₂)、洋上風力発電などの業務が拡大したことを受けた措置。具体的には、水素やアンモニアなどの製造や貯蔵、CCS(CO₂の回収、貯留)へのリスクマネー支援、洋上風力発電のための地質に関する調査などの業務が加わり、「機能強化される」(JOGMEC)という。