2022.06.28 ヘルステック市場の活性化めざすソニーとポーラの合弁「SOULA」

木下社長(左)とエブリーの菅原千遥取締役執行役員

 2月に設立されたソニーネットワークコミュニケーションズ(SNC)とポーラの合弁会社「SOULA(ソウラ)」は、両社の強みを統合し、ヘルステック(ヘルスケアとテクノロジー)市場のさらなる活性化を目指す。

 ソウラは、食事、運動、睡眠、肌ケアの4領域で独自性あるヘルステックサービスを提供。同社はヘルスケアとテクノロジーを融合したヘルステックサービスの価値向上に向け、コンテンツ拡充や事業提携を含め外部連携を積極的に推進していく考えだ。

 同社の木下直人取締役社長執行役員CEOは「これらの4領域に戦略的に投資をしていきたい」と語った。

 ヘルスティック市場をさらに活性化させるために、企業・団体向け統合型ヘルスケアサービス支援アプリ「SOULA Pie」を7月4日から提供開始する。同アプリは4領域に、アプリユーザーが選ぶプログラムに沿って、記録・分析・アドバイス・レシピなど、リコメンドを提供する仕組みづくりを目指す。

 今回、同アプリ提供にあたり、3000万人以上に利用されている動画メディア「DELISH KITCHEN」を運営するエブリーと業務提携。5万本以上のレシピ動画を保有しているDELISH KITCHENのレシピから、健康を意識したヘルシーなレシピを厳選して提供する。

 同社は、同アプリは22年度に保険会社などをターゲットに20~30社での導入を狙い、他のサービスを含めた全社では22年度に10億円の売上高を目指す。

(29日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)