2022.11.21 大手電機8社の4~9月連結 円安効果などで全社が増収 原材料や物流費高騰 純利益は5社が減

 大手電機メーカー8社の2023年3月期第2四半期(4~9月)連結決算が出そろった。為替の円安効果を下支えに全社の売上高が伸び、中でも日立製作所とソニーグループ(ソニーG)、三菱電機は上期として過去最高を記録した。一方で原材料費や物流費の高止まりなどが利益を圧迫し、5社の純利益が前年同期から減少した。ウクライナを巡る地政学リスクの高まりや世界経済の失速などの懸念材料がくすぶる中、各社には慎重なかじ取りを求められる局面が続きそうだ。

<...  (つづく)