2022.12.08 食品ロス削減へシャープが新型冷蔵庫 AIoTで食材の使い切りをサポート
「食材をきれいに使いきる冷蔵庫」をコンセプトに開発されたシャープの新型冷蔵庫
食品ロスの削減に向け、シャープは、冷蔵庫で何か貢献できないかを考え、このほど新製品を発表した。来年1月19日以降、順次発売する。
新製品は、「食材をきれいに使いきる冷蔵庫」をコンセプトに開発した。その一つが「使い切りレコメンド」機能の搭載だ。
クラウドとつながるAIoT機能を活用し、一度で使いきれなかった食材などをあらかじめ登録すると、賞味期限切れや使い忘れる前にその食材を使ったメニューを提案してくれる。
一度に使いきれない野菜など、冷蔵庫に残りがちな食材を「COCORO KITCHEN」の「使い切りメモ」に音声で登録する。
例えば「にんじん 使い切りメモ」と音声入力するだけの簡単登録を実現しており、手がふさがっている調理中でも便利に活用できる。
登録すると、賞味期限に合わせて指定した日や5日後など一定期間経過後に、登録した食材を使ったメニューをスマートフォンや冷蔵庫の音声で提案してくれる(使い切りメモに登録しているにんじんを使って、カレーピラフはどうですか?、など)。
このほか、食品ロス抑制につなげる狙いで、使いかけの野菜や調味料など見やすく、取り出しやすく収納できるフレキシブルポケットを採用した。
また地球環境配慮の視点で重要な省エネ性については「AIoT使い方ナビ」が、通常運転に比べ最大約25%の節電が可能な同社独自の「節電25モード」などの使用を提案してくれる。
新製品は環境配慮につながる視点はもとより、冷凍機能、鮮度保持性能など、いくつもの性能向上に取り組んでおり、ユーザーニーズに寄り添う商品開発で販売拡大を目指す。
最上位モデルSJ-GK50K(市場想定価格=税込み43万円前後)など6機種をそろえる。