2023.06.28 ARグラスのXreal、充電しながらスマホ映像をグラスに投影、新たなリモコン型機器を7月発売

ARグラスと接続して使うリモコン型機器「XREAL Beam」

 日本での売り上げは毎年10倍といった勢いで伸びている――。AR(拡張現実)グラスを開発・販売している日本Xrealが、スマートフォンやゲーム機などの映像を同社製ARグラスに投影できるリモコン型機器「XREAL Beam(エックスリアル ビーム)」を7月に発売する。米国、中国、日本の3カ国を重要市場に位置付ける中、ビームの投入で日本事業に弾みをつける考えだ。

 ビームは、スマホを少し小型にした10センチメートル程度のリモコン型機器。他デバイスからのビデオ入力をARグラス「XREAL Air(エアー)」(税込み4万5980円)上に映し出すもので、iPhoneやニンテンドースイッチ、パソコン(PC)と有線または無線で接続できる。

 ビームはエアーと有線接続して使う。4870mAhのバッテリーを内蔵し、USBタイプCポートを2つ備えているため、エアーで映像を再生しながらスマホを充電することも可能。エアー使用時に「スマホを充電しながら使いたい」などの声があり、ビームでそれに応えた形だ。ビームのボタンでエアー上の映像サイズを変えたり、小さく横にずらす「サイドスクリーン」として映したりすることもできる。現在予約販売中で、税込み1万5980円で買える。一般販売は同1万6980円。

 XrealはARグラスの世界大手。2022年にはARグラスの世界市場で37%のトップシェアを獲得。コンシューマー向けでは57%とさらにシェアが高い。

 (30日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)