2023.07.14 【電子部品技術総合特集】30年の電子部品のけん引マーケット 次世代自動車、ロボット…

 主要電子部品メーカー各社に「7年後の2030年に電子部品業界の新たなけん引役となっていると予想される新規マーケット」(複数回答)についてアンケート調査を行った。

 回答26社で集計したところ、最も多かったのは「次世代自動車」の125ポイント。以下、「ロボット」「次世代通信インフラ」「IoT関連」「AI関連」「医療機器/ヘルスケア」「カーボンニュートラル/新エネルギー関連」の順となった。

 次世代自動車は、今後の電子部品市場の成長を支える最重要市場として多くの電子部品メーカーが認識し、中長期視点でのR&Dを強化している。

 ロボットは、利便性や快適性の向上、少子高齢化を支える重要製品として、産業用ロボット・非産業用ロボット(サービス)の高い成長が見込まれる。

 次世代通信インフラは、30年頃の実用化に照準を合わせ、6G通信関連の研究開発が活発化していく見通し。

 このほか、生成AIが脚光を浴びているAI関連や、XR(VR/AR)関連、航空宇宙関連など、広範な分野が中長期のR&D重点分野に挙げられている。