2023.12.02 EV充電器もギアチェンジへ 代表的企業・新電元工業の成長戦略

新しいラインアップを披露

 EVユーザーに関心の高い充電器。新電元工業は、新シリーズを発表し、培ってきたラインアップを拡充させて、成長戦略を描く。日本でもEVの本格的普及期に入ってきたことを見据え、市場育成やシェア拡大の事業活動を積極展開する。2025年発に発売予定のモデルなど、最高性能とデザイン性を兼備した製品をラインアップしてく。

 日本ではEV普及が遅れているとされてきたが、ここへきて、軽EV発売で新車販売比率が上昇し、事業のギアチェンジになったと判断する。

 同社はEV事業について、創業当時からの主力技術の融合点と位置付ける。半導体技術や電源技術が重なり合っている領域。これだけ幅広く手掛ける企業は世界でもまれだ。

 主な顧客は自動車販売店や充電サービス事業者。普通&急速の両方の自社製造、90kW、150kW、パワーシェア、パワーブースト、クラス最薄35センチメートルなどを業界に先駆けて展開してきた。充電施設の「一番乗り」を目指して遠路出かけるユーザーもいるほどだ。

 そうした中で、同社としてアライアンス強化で販路を大幅拡大する計画を掲げる。販売パートナーと協力。多品種化や、従量課金対応、ワイヤレス、次世代規格対応(高電圧化)などを進める。その手始めの一つが、「MITUS(ミタス)」ブランド発表。エネルギーマネジメントや系統連系、双方向電力変換、高付加価値技術なども視野に入れていく。
(4日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)