2024.01.10 【電子部品総合特集】CMJが部品・材料の登録制度を促進 試験・認証手続きを簡素化

 電気用品部品・材料認証協議会(CMJ)は、絶縁材料と電子部品の信頼性を担保する試験を行い、要件を満たした材料・部品に付与するCMJマーク登録制度の円滑な運営と普及促進を行っている。

 製品に使用される部品や材料を事前に登録するCMJ登録制度を利用することで、電気製品の認証を経済的・効率的に行うことが可能。家電メーカーにとって、製品の試験・認証の手続き時にCMJ登録製品を使用すれば、試験サンプルとして部品・材料の提出が不要であったり、試験期間の短縮や費用の軽減が実現できたりする。部品・材料メーカーにとっても、家電メーカーがCMJ登録品を優先的に採用するなど利点は大きい。

 CMJに参加する第三者認証機関の電気安全環境研究所(JET)と日本品質保証機構(JQA)が材料や部品の試験・認証を行い相互の活用が可能だ。

 CMJマークの対象となる部品は、サーモスタットや雑音防止用コンデンサー、機器用スイッチなど7種類。材料は、絶縁物の使用温度の上限値の確認試験や熱可塑性プラスチックのボールプレッシャー試験など8種類と、代表的な部品・材料の試験規格が登録項目となっている。

 絶縁物の使用温度の上限値の確認試験でCMJマークを取得したものに関しては、特定電気用品とSマーク認証製品における活用率は100%になる。

 例えばテレビの場合、雑音防止用コンデンサーの試験には約3カ月かかり、費用も約50万円必要になる。電源ヒューズに関しては約2週間、約23万円。CMJ登録品の利用で、完成品におけるこうした時間とコストを低減できる。

 CMJの新規登録件数は、コロナ禍の2020年度はやや低調だったが、それ以降は回復基調。23年度上期は材料が42件など、前年度を上回る登録件数で推移しているものもある。今後はCMJ登録の少ない海外製品での活用が課題になっている。