2025.03.07 芝浦スマートエネルギーネットワーク始動 東京ガスと野村不動産、BLUE FRONT SHIBAURAへ供給開始

高効率燃料電池システムFC-6MとCCU装置

「BLUE FRONT SHIBAURA」完成予想図「BLUE FRONT SHIBAURA」完成予想図

 東京ガスと野村不動産が共同で設立した東京ガス野村不動産エナジーは、芝浦エネルギーセンターを竣工(しゅんこう)し、1日よりBLUE FRONT SHIBAURA(東京都港区)のTOWER Sへエネルギー供給を開始した。これにより、東京ガスエンジニアリングソリューションズの芝浦地域冷暖房センターと芝浦エネルギーセンターが連携する、芝浦スマートエネルギーネットワークが始動した。

 世界最高レベルの発電効率を誇る高効率燃料電池システムを導入するとともに、その排ガス中のCO₂を利用した除菌水(炭酸次亜水)を製造するCCU(CO₂の回収・有効利用)実証試験を日本で初めて開始した。

 エネルギー供給先のBLUE FRONT SHIBAURAは、オフィス、ホテル、商業店舗、共同住宅、駐車場などで構成。区域面積が約4万7000平方メートル、延床面積が約55万平方メートルで、TOWER Nは2030年度に竣工の予定。(11日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)