2025.03.11 【電波時評】災害の教訓から情報網にも備えを

 毎年のように大きな災害が発生しているわが国。昨年元日の能登半島地震の被災地はその後、9月に豪雨被害にも見舞われた。

 われわれはこれに対して何ができるだろうか。阪神・淡路大震災以降、ボランティアに加わる人が増加し、根付いたと感じる一方、大規模災害時の情報伝達手段として推奨されたコミュニティーFM局の廃止が相次いだり、肝心の災害時に放送ができなかったりするなど問題が生じている。

 大規模災害時は、複数の信頼で...  (つづく)