2025.05.14 クラレ、1~3月連結は営業減益
クラレの2025年12月期第1四半期(1~3月)連結決算は、前年同期比で微増収ながら大幅な営業減益となった。
セグメント別売上高は、ビニルアセテートはポバール樹脂は減少し、光学用ポバールフィルムは中国の家電買い替え支援策などを背景に販売は堅調に推移したものの、在庫評価差額がマイナス影響となったが、水溶性ポバールフィルムの販売数量が増加し、前年同期比1.4%増。イソプレンはイソプレンケミカル・エラストマーは欧米を中心に需要が堅調に推移し、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」は電気・電子用途の需要回復や自動車用途での拡販も進んだことで同14.8%増。機能材料は同2.3%減となった。
通期連結業績は従来予想を据え置いた。