プロバスケットボ―ルクラブ「アルバルク東京」の本拠地「TOYOTA ARENA TOKYO（トヨタアリーナ東京）」（東京都江東区）に、国際バスケットボール連盟（FIBA）の認証を受けるパナソニック製照明器具が導入された。パナソニックとして初めて、照明と同時に映像・音響設備などを一括で導入。今秋開業するトヨタアリーナ東京に最高峰のエンターテインメント体験を提供する。

　パナソニックエレクトリックワークス（EW）社の稲継哲章副社長マーケティング本部長は「照明を含めた最新の演出技術の投入で、究極のエンターテインメント性を持つアリーナを実現する」と強調。「今後、アリーナ運営の効率化を含めトータルでお役立ちし、アリーナの外部も含め、街全体のにぎわい、活性化に結び付く演出にも取り組みたい」と話した。

　トヨタアリーナ東京の運営会社であるトヨタアルバルク東京の林邦彦社長は「スポーツを含め、コンサートやイベントなど新しい文化の発信拠点となる。それを支えるパナソニックの製品力や演出力、理想の演出空間を実現する空間設計力など、国内大規模スポーツ施設での豊富な経験に期待したい」と話す。

　今回納入されるパナソニックの演出システムは、FIBAの認証を受けた競技用LED投光器「グラウンドビームER」144台をはじめ、国内最大面積1000平方メートル超（バスケコート2面分）のLEDビジョンやサイネージなど。照明・音響・映像・サイネージを一括制御できる総合演出システム「KAIROS（ケイロス）」も導入される。

　パナソニックEW社は、トヨタアルバルク東京と2021年からパートナーシップ契約を結んでおり、アルバルク東京をサポートしている。今回の設備導入と合わせ、今後さらに緊密な協力関係を構築していく考えだ。