2025.06.24 月明かりでも120メートル先の対象物を認識 キヤノンが新SPADセンサー開発 重み付けカウント方式を採用

新しいSPADセンサー

 キヤノンは、月明かり(0.1ルクス)の下でも120メートル先の歩行者を認識できる高ダイナミックレンジを実現したSPADセンサーを新たに開発した。2031年に量産を目指す。

 新しいSPADセンサーは、156デシベル高ダイナミックレンジ(従来比5倍)を実現した2/3型・約210万画素のセンサー。アバランシェ増倍数も抑制され、1画素当たりの消費電力75%減、LEDフリッカー現象の低減も実現し、暗所や明暗差のあるシーンでも被写体の検...  (つづく)