2025.10.27 【次世代自動車用部品特集】スミダコーポレーション 渦電流RPS技術により高精度測定が可能なロータポジションセンサを開発
スミダコーポレーションは、車載用コイルを重点事業の一つに掲げ、CASEなど自動車業界の主流に対応した製品を相次いで市場投入している。
車載用の回転角センサーとして開発した「ロータポジションセンサ(RPS)」は、渦電流RPS技術を採用。通常のレゾルバと比較して、角度センシングの測定精度に優れ、取り付けも容易だ。特徴は、渦電流方式インダクティブ技術を取り入れ、軽量・コンパクトな設計で磁場の影響を受けにくくした。
過酷な環境下でも高信頼性、幅広い実装公差を実現し、差動モード信号出力やアナログSIN・COS信号出力、自己監視システムを搭載した。幅広い極対数や高速回転にも対応できる。車載グレードのAEC-Q100/Q200準拠し、機能安全規格ISO26262準拠ASIL-C(D)の高信頼製品。
アプリケーションは、同期モーター用ロータポジション検出、HEX/EVドライブシステムなど。
車載メタルインダクターは、製品ラインアップを拡充し、大電流アプリケーション向けの22mm角サイズ品を含む20点以上の新製品を開発、市場投入している。これにより、同社の車載メタルインダクターのサイズは、4mm角から22mm角までのラインアップが整備された。全製品ともにAEC-Q200に準拠している。
このほか、車載用にゲート電源用絶縁トランスやオンボードチャージャー用トランス、高耐圧低背パルストランス、インターリーブ用磁気結合リアクトル、フィルターモジュール、ワイヤレス給電コイルユニットなど多彩な製品を展開している。
ゲートドライブ絶縁トランスは、単出力トランス、マルチ出力トランスをラインアップ。マルチ出力トランスのデュアル出力タイプは、出力同士に十分な絶縁距離を確保し、2出力を一つのトランスにすることで、基板の省スペース化に寄与する。3ch+1出力タイプ、6ch出力タイプなどもそろえている。









