2025.11.10 上村工業、通期業績予想を上方修正 25年4~9月期も増収増益
上村工業は、2026年3月期通期の連結業績予想を前回発表した数値から上方修正する。売上高を826億3000万円から860億円に、営業利益を150億1000万円から197億円に、経常利益を155億5000万円から200億円に、純利益を104億5000万円から135億円にそれぞれ修正。ウエハー用、パッケージ基板用めっき薬品の販売が堅調に推移することを見込んだ。
26年3月期第2四半期(25年4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比2.3%増の417億100万円、営業利益が同4.9%増の95億7500万円、経常利益が同1.7%減の96億4200万円、純利益が同2.0%増の68億5800万円となった。
表面処理用資材事業は主力の半導体パッケージ基板向けのめっき薬品の需要が、生成AI(人工知能)用サーバー向けを中心に好調に推移し増収増益。表面処理用機械事業は減収となったが付加価値の高い半導体ウエハー用めっき装置の販売が順調に推移し増益。めっき加工事業は電子回路基板向けのめっき加工の需要が前年同期より増加し、コスト削減や歩留まりが改善し増収、利益は黒字転換した。




