2026.03.23 【業務用無線特集】エム・アールエフ 米アクゾンと提携、センサータグ販売 

AXZON社の温度ロガー

 エム・アールエフ(M-RF)は、高周波部品・機器の販売とコンサルタントを事業目的とする高周波の専門商社で、特徴を生かしたカスタマーサービスには定評がある。

 2024年に米国のセンサーICタグメーカー、AXZON(アクゾン)社と国内代理店契約を締結し、アクゾンのUHF帯RFID (無線周波数識別)温度センサータグの販売を開始した。主にコールドチェーン(冷凍冷蔵物流)用途でのビジネス開拓を目指す。

 同社はRFIDビジネスでは、これまで韓国PHYCHIPS(パイチップス)社のRFIDリーダー/ライター(R/W)ソリューションの販売を長年行ってきた。パイチップスの高感度タイプ新製品(RFIDチップ「PR7」とRFID R/Wモジュール「WINE7」)発売を機に、これらの製品の特性にマッチしたUHF帯RFIDタグの製造販売を行うアクゾンと代理店契約を結び、タグビジネス進出を決めた。

 アクゾンのUHF帯RFID温度ロガータグ「AZN5200」「AZN5201」は、小型、軽量、超薄型の使い切り、シールタイプの製品。一定間隔で温度データを記録する温度ロガー機能を備え、輸送中や保管中の温度履歴(温度ログ)を取得できる。これにより、物流工程全体の温度トレーサビリティーを実現し、品質管理や原因分析などに活用可能。

 バッテリーを内蔵しているため充電不要で、使い切り設計により校正の必要がなく、維持費がかからないのが強み。従来型の温度ロガーと比較し圧倒的に低価格で提供できるため、コスト面から導入が難しかった現場や、厳格な温度管理と大量使用が求められるコールドチェーン物流に最適なソリューションを提供する。

 同社は今後、パイチップスのUHF帯FRID R/WモジュールとアクゾンのUHF帯RFID温度ロガータグ、温度・水分検知センサータグなどの組み合わせ提案などを進める計画。現在、多様なエンドユーザーと実証実験(PoC)を積極的に進めている。