2026.05.08 ブラザー工業の26年3月期、売上収益過去最高 産業機器が大幅伸長
ブラザー工業が8日発表した2026年3月期(25年4月~26年3月)連結決算は、売上収益が前期比5.3%増の8935億円となり、過去最高を更新した。通信・プリンティング機器などの販売が好調に推移したほか、産業機器事業が拡大し増収に寄与。非継続事業からの当期利益における税効果調整も加わり、当期利益は同23.5%増の676億円と過去最高となった。
プリンティング・アンド・ソリューションズ(P&S)事業は、レーザー複合機やプリンター、インクジェット複合機の販売が各地で伸び、売上収益は同4.7%増の5706億円、事業セグメント利益は同9.0%増の664億円となった。
マシナリー事業の売上収益は同23.3%増の830億円。中国・アジアを中心に自動車や一般機械市場向けの設備投資が拡大したことで、産業機器の売上収益が同35.9%増の643億円と大幅増収した。事業セグメント利益も約6.3倍の67億円に拡大した。
27年3月期連結業績見通しには、中東情勢や部材価格高騰による利益影響約140億円のマイナスに加え、米国関税政策の変化や全体リスクによる利益影響約80億円のプラスを織り込む。ただマシナリー事業の産業機器の成長などがけん引し、売上収益は前年度比1.9%増の9100億円、事業セグメント利益は同1.6%増の850億円、営業利益は同9.2%増の850億円、当期利益は同6.5%増の720億円を見込む。売上収益、事業セグメント利益、当期利益についてはそれぞれ過去最高を予想する。




