2026.05.15 キヤノン、ミラーレス「EOS R6 V」発売へ 動画モデルで初のフルサイズセンサー
フルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 V」と、ズームレンズ「RF20-50mm F4 L IS USM PZ」
キヤノンは、映像制作ニーズに応える「EOS/PowerShot Vシリーズ」で初のフルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 V」と、フルサイズ対応RFレンズで初のパワーズームを内蔵した「RF20-50mm F4 L IS USM PZ」を6月下旬に発売する。SNSで自身の体験を発信する「Vlog」文化を受け、SNSなどで活躍するクリエイターを中心に訴求する。
新製品のR6 Vは、有効画素数最大約3250万画素のフルサイズCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC X」で映像を表現。オーバーサンプリングの4K60P動画記録やフル水平画角の4K120Pハイフレームレート記録を可能にする。
センサー全体を利用した3:2の7K30Pオープンゲート(RAW/MP4)に対応し、後工程でトリミング耐性がある高解像度を確保。カメラ統括本部コミュニケーション企画第一課の矢作大輔課長代理は「一度オープンゲートで撮影しておくと、縦横どちらも切り出しやすいため、編集工程で各SNSプラットフォームに最適なものを作りだせる」と述べた。
オープンゲートではない7K60P(DCI画角)も記録。7K60P RAW(軽量)、7K30P RAW(標準/軽量)の内部収録にも対応する。
従来のピクチャースタイルに加え、「CINEMA EOS SYSTEM」と共通のカラープリセット「カスタムピクチャー」を搭載。カスタムピクチャーは、14種類のカラーフィルター機能があり、Look Up Table(LUT)ファイルを読み込ませると特定の色域や色味などを変換できる。
暗部からハイライトまでの広いダイナミックレンジを持つ「Canon Log 3」と、暗部の階調性が高い「同Log 2」に対応。Log 2には最大15+stopsのダイナミックレンジを表現する。ISO 800/6400のベースISO感度の切り替えもでき、設定したISO値に応じて、ノイズ量が少ないBase ISOへ内部的に自動で切り替わる。
手ブレ補正はボディー内5軸補正を備えた。動画電子ISをオンにすると、カメラ内、レンズ内、動画電子ISの三つのISが協調制御し、より強力な手振れ補正を発揮する。被写体追尾ISも搭載し、被写体が構図内の任意の位置に入れるよう自動で補正。あらかじめ特定の人物を登録しておくと、複数の被写体がいる状況でも優先的にピントを合わせ続ける「登録人物優先」機能なども使用できる。
ボディー内部に冷却ファンを内蔵。カメラ底面の吸気口から外気を取り込むことで、高負荷がかかる映像エンジンやメモリーなどからの熱を効率的に冷却する。長時間の連続撮影の課題であった熱の影響を抑え、30度の環境下でもファンが駆動していれば長時間撮影できる。
重さは約690gで、直販サイトの価格は税込み36万3000円。
フルサイズ対応RFレンズでパワーズーム内蔵
超広角20mmから標準50mmまでカバーするRF20-50mm F4 L IS USM PZは、パワーズームとマニュアルズームを一つのズームリングで操作する。ズームリングの回転角に応じた可変速ズームを採用し、低速側の下限と高速側の上限スピードをそれぞれ15段階から設定できる。パワーズームはアプリやリモートコントローラーから遠隔で操作可能。
最短撮影距離0.24m、最大撮影倍率0.33倍(50mm時)の近接撮影に対応。全長は約98.4mm、重さは約420gの小型・軽量設計により、長時間の手持ち撮影もできる。直販サイトの価格は税込み52万8000円。









