2021.02.23 基地局装置相互接続へ動き活発「O-RANアライアンス」、計測器ベンダーも参加

O-RAN規格に関連した5G RF測定が可能なアンリツのシグナルアナライザ「MS2850A」

 計測器大手のアンリツは通信基地局装置のマルチベンダー化を可能とするための議論に本格参加する。米中貿易摩擦の長期化による中国製品敬遠の動きを背景に、日本メーカーが再び海外市場に攻勢をかける動きに計測器ベンダーとして追従する。

 同社は先月半ば、国際的な業界団体「O-RANアライアンス」に正式加盟。5G基地局の無線制御装置のインターオペラビリティ(相互運用性)を確認し、相互接続するための仕様決めを話し合う団体で、RAN(無線アクセ...  (つづく)