2026.05.14 アクオス新モデル、AIキャラと会話可能に 新サービスも提供開始 シャープ

4K量子ドットミニLED液晶テレビ「アクオス XLED」4K有機ELテレビ「アクオス OLED」を発売する

新サービス「アクオス AI」を提供する新サービス「アクオス AI」を提供する

説明する鈴木部長説明する鈴木部長

 シャープは14日、4K量子ドットミニLED液晶テレビと4K有機ELテレビのフラッグシップ機を含む4シリーズ15機種と、業界初のテレビ画面でAI(人工知能)キャラクターと会話し使い方を相談できる新サービス「AQUOS AI」を発表した。新製品はAQUOS AIに対応。AIを活用しコンテンツに応じて画質や音声を自動で調整する「AIオートモード」を向上させ、利便性を追求した。23日から順次発売する。

 高い輝度と豊かな色表現を実現する4K量子ドットミニLEDテレビ「アクオス XLED」の最上位機種X9Aは、ミニLEDバックライトの明暗制御を進化させ、新開発の「Advanced RGB 量子ドットリッチカラー」を搭載。「量子ドットリッチカラー」搭載のスタンダードモデルX7Aと比較し、約1.4倍のカラーボリュームを備える。高輝度と高色域で反射を抑える「N-Black Wideパネル」を採用し、外光などの映り込みを抑える。

 X9Aは55V、65V、75Vを用意。市場想定価格は40万7000円(税込み)前後からで、6月20日に発売する。X7Aは43~65Vを用意し、27万5000円(税込み)前後から発売する。

 明るさと色の豊かさを両立した4K有機ELテレビ「アクオス OLED」の最上位機種S9Aラインは、最新世代の「RGB Tandem有機ELパネル」を搭載する。独自の駆動回路と放熱構造でパネルの性能を引き出し、光の三原色に高効率な発光素子で色再現範囲を大幅に拡大。「S-Brightパネル」を搭載したスタンダードモデルS7Aと比較し、約2.4倍のカラーボリュームを持つ。

 S9Aは48~77Vをそろえ、市場想定価格は33万円(税込み)前後から、S7Aは42~65Vを用意し、28万6000円(税込み)前後からそれぞれ発売する。

 新製品の最上位機種は、音響システムに「AROUND SPEAKER SYSTEM ++」を採用。本体上部にハイトスピーカーを搭載し、音域を横方向に放出するサイドスピーカーを増設して映像との一体感を生み出した。新開発の快音リフレクターと、画面下部のパワーボイススピーカーユニットに前向き25度の傾斜加えたことで、視聴者側への音の放出効率を従来機と比べて約40%向上した。

 新しい画像処理エンジン「Medalist S7」でAIオートに「AIオートお好み設定」を新搭載。映像や顔色、黒表現の好みを簡単にカスタマイズできる。映像はビビッド、標準、ソフトから選択できる。人感センサーも搭載し、視聴者の位置や距離を自動で検知し、輝度やスピーカー出力バランスなどを自動で調整する。

AI活用の新サービスを提供

 アクオスは今年で発売から25年を迎え、国内出荷台数は累計5600万台を突破した。国内商品企画部の鈴木正幸部長は「今回を次の出発点とし、AI活用による利便性を追求した」と述べ、独自の生成AI技術を活用した「アクオス AI」の提供を発表。AIキャラクターとの自然な会話を実現し、気持ちに寄り添う共感知性と意図をくみ取る探索知性でユーザーにあった会話を展開する。

 会話が楽しめる「トーク」では、日々の出来事や知りたいことなどを話しかけると、ユーザーに寄り添った話し相手になる。例えば、「今日うれしいことがあった」と話しかけると、一緒に喜びながら出来事について質問し、会話を弾ませる。過去の会話を踏まえた応答も可能だ。

 「番組おすすめ」では、コンテンツ選びを手伝う。「笑いたい」や「リラックスしたい」などの気分を伝えると、AIキャラクターが会話の意図を読み取り、おすすめコンテンツを提案する。「使い方ヘルプ」に操作方法や設定を相談することもできる。新製品はいずれも新サービスに対応する。