2021.06.23 【テクノフロンティア特集】「モータ技術展」など10分野リアルとオンライン開催 東京ビッグサイト青海展示棟で
TECHNO-FRONTIER 2019の会場の様子
モノづくりエンジニアのための専門技術展「TECHNO-FRONTIER 2021」(主催=日本能率協会)がきょう23日、東京ビッグサイト青海展示棟で開幕する。同展は「モータ技術展」をはじめ、「電源システム展」「EMC・ノイズ対策技術展」など計10分野の展示会で構成。エレクトロニクス、メカトロニクス分野の要素技術と製品設計を支援する最新技術が一堂に公開される。今年は、会場でのリアル展示会と同時に、オンライン展示会も併せて実施する。
TECHNO-FRONTIERは、メカトロニクスやエレクトロニクスおよび、それらに関連する専門領域の最新技術と製品を展示し、各領域に対応した技術シンポジウムが開催される専門トレードショー&カンファレンス。
「第39回モータ技術展」「第30回モーション・エンジニアリング展」「第14回メカトロニクス制御技術展」「第36回電源システム展」「第2回電子部品材料展」「第34回EMC・ノイズ対策技術展」「第23回熱設計・対策技術展」「第1回開発・設計DX」「第3回部品設計・加工技術展」「第1回非接触Tech」が同時に開催される。
今回は、コロナ禍を踏まえ、Face to Faceでの技術対話ができる東京ビッグサイトでの開催(リアル展)に併せて、ウェブを活用したオンライン展示会を併設し、「ハイブリッド(リアル+オンライン)展示会」として開催する。会期は、リアル展が23~25日の3日間、オンライン展示会の「TECHNO-FRONTIER 2021 オンライン」は8日から7月16日まで。
モータ技術展は、民生機器用から産業機械用まで、小型・精密モーターから中・大型モーター、制御技術、計測・解析技術、材料、素材など、モーターに関連するあらゆる最新製品・技術、応用製品について紹介。
自動車の電動化に伴い需要が増加する車載電装用モーターや、産業用モーター・ドライバーの省エネ・高効率化技術、モーターの高性能化に寄与する磁性材料などの最新技術が注目される。
モーション・エンジニアリング展は、モーション・メカニズム、機械要素、アクチュエーター、モーション・コントロール、モーション・センサーといった、駆動・伝達・制御の最適ソリューションが一堂に集う専門技術展。
メカトロニクス技術展は、電機・電子機器、自動車、輸送機器、産業機械など、あらゆる分野の自律・自動化、制御技術、および関連システム・機器を一堂に集め、メーカー・ユーザー間のビジネスマッチングを実現する専門展示会となっている。
電源システム展は、スイッチング電源、パワーコンディショナーなどによる電力変換や、UPS、キャパシターなどによる電力安定供給に関する最新技術が一堂に集まる。省エネ化やカーボンニュートラル化が注目される中、電源システムの存在意義はますます大きなものに。
スイッチング電源、ドロッパー(リニア型)、電源、高圧電源、アダプター/チャージャー、UPS、電力変換および高調波電力抑制技術、電源部品、蓄電器、測定機器、LED照明用電源技術に関する製品やサービスが出展される。
EMC・ノイズ対策技術展は、電磁波ノイズ対策部品・材料をはじめ、計測機器、測定施設、EMCコンサルティングまで、EMC・ノイズ対策に関連する最新技術が一堂に集う。新たな規格や技術に対するノイズ対策などの総合的なソリューションが紹介される予定だ。
ノイズ対策部品・材料、電磁波シールド建材/システム、電磁波シールド材料、測定施設、ノイズ計測・試験機器/システム、静電気対策関連製品、雷サージ対策関連製品、ノイズ対策関連製品、EMC対策ソフトウエア/設計支援システム、人体電波防護関連製品、EMCコンサルティング機関、EMC測定サービス、テンペスト(電磁波盗聴)対策製品に関連する製品やサービスなどが主な出展内容。
熱設計・対策技術展は、熱解析および、熱設計・技術から熱対策製品・材料、さらに熱利用機器・技術までを出展対象とする総合ソリューションを提供する。
電子部品・機器の小型・高性能化に伴い、製品のPQCDに及ぼす熱対策の影響は、ますます重要性を増しており、これらの設計者の技術課題を解決するソリューションを紹介する。
部品設計・加工技術展は、部品の設計、試作、材料選定から量産対応まで、最新情報・最新技術の情報収集が行える場として開催される。
今回が第1回となる非接触Techは、アフターコロナ時代・ニューノーマル(新たな日常)時代に不可欠な「非接触技術」をテーマに、これらを支える要素技術を、実機展示やデモ実演を含め、広く紹介する。各種の非接触センサーをはじめ、認識・認証技術、非破壊、検出、測定、材料などの最新技術が紹介される。
特別企画では、中国・五菱製の「宏光MINI EV」の実機展示を行うほか、「自社で推進する自動化」に焦点を当てたワークショップ、テスラ社「モデル3・モデルS」分解車両展示、インホイールモーターへのワイヤレス給電カットモデル展示、などを用意している。