2021.07.23 「バーチャルキャンパス」実証実験NTT東と立教大、AI活用し仮想空間で講義

バーチャルキャンパスでの授業のイメージ

 NTT東日本と立教大学は、仮想空間で講義を展開する「バーチャルキャンパス」の実現に向けた実証実験について相互協力協定を結んだ。人工知能(AI)や仮想現実(VR)などの技術を活用し、新型コロナウイルスの流行に伴いオンライン授業が増えている大学生の新たな学習の場の構築を目指す。

 バーチャルキャンパスでは、学生や教職員が3Dアバター(分身)を操作し、仮想空間の教室で講義や共同学習を実施。既存のオンライン会議システムで実施している授業より臨場感を持たせ、遠隔でも活発に議論できるようにするのが狙いだ。

 同大大学院人工知能科学研究科が研究開発を進めているバーチャル空間上のAI搭載ロボットなどと、NTT東日本が提供するクラウドサービスやネットワークの技術を掛け合わせ、バーチャルキャンパス上での円滑なコミュニケーションを目指す。