2021.08.04 OKI飲食店で感情AI技術を実証実験
OKIと日本サブウェイはサブウェイ渋谷桜丘店で、OKIの「AIを用いた感情推定技術」を活用した「提案型注文システム」の実証実験を、6日までの期間で開始した。
実証実験ではお客の興味・関心が高そうな「オススメ」メニューを提案して注文時の迷いを軽減する機能の有効性と、店舗における接客業務の効率化、さらにウィズコロナ時代に求められる非対面・非接触操作による注文の有用性を検証する。
感情AI技術は、深層学習(ディープラーニング)を使って、人の自然な表情や振る舞いから潜在的な感情を推定する技術。提案型注文システムは、OKIの接客支援ミドルウエア「CounterSmart」に搭載した感情AI技術の一つである「興味・関心推定技術」を用い、セルフ注文端末のカメラから得た表情データと視線センサーから得た視線データから、独自のアルゴリズムにより、お客の興味・関心が高そうな「オススメ」メニューを提案して、お客の注文をサポートする。
メニュー選択の迷いを解消することに加えて、注文のしかたが分からないことによるお客の焦りや緊張の緩和を促す。さらには、注文時間の短縮とスムーズな注文による店舗スタッフの生産性向上とストレス軽減などが期待できる。
同実証実験では、サブウェイの実店舗で、実験に同意したお客に実際に注文をしてもらい、その使用感をアンケートにより収集、サブウェイの注文スタイルに不慣れなお客でも容易に、かつ非接触操作で安心して注文ができるかを検証する。また、一人当たりの接客対応時間の短縮など、効率化を検証する。