2021.08.26 「WELL認証取得支援サービス」の提供強化パナソニックLS社、ハード・ソフトの両面で
パナソニック ライフソリューションズ(LS)社は、「WELL認証取得支援サービス」の提供を強化する。日本でも今後、同認証が普及すると見込み、設備メーカーとしてのノウハウを生かしながらハード、ソフトの両面でコンサルティングを手掛ける。2024年度までに50件以上のコンサル提供を目指す。
「WELL認証」とは建物の国際的な評価システムで、米国のDelos社が開発し、14年にスタート。同認証の最新版「WELLv2」の登録累計数は米国5140件、英国1446件と普及が進む一方、日本は61件。新型コロナウイルスなど感染症対策に特化した「WELL Health-Safety Rating(WH-SR)」についても米国9551件、メキシコ1393件の他方、日本は24件(全て3月時点)にとどまっている。
LS社は今年7月からWH-SR取得支援サービスを開始。22年度にはWELLv2に関してもサービスを開始する予定だ。
コンサルサービスではプランニングから性能診断、対応設備の提案、認証取得に必要な手続き、定期メンテナンスと、ハード、ソフトの両面で認証取得に向けてサポートする。
マーケティング本部空間ソリューション事業推進部WELL APコンサルタントの 箱田秀孝氏によると、国内でWELLコンサルを手がける6社のうち、設備メーカーはLS社のみ。箱田氏は今後、日本でも同認証の取得が加速すると予測し、「設備メーカーとしてのノウハウを生かし、21年度にWH-SRを10件、24年度までにWELLv2含め50件以上のコンサル提供を目指す」と話していた。