2022.10.05 ThinkPad誕生30周年 レノボ、最新パソコン発表

最新モデルの「ThinkPad X1 Fold」をお披露目するレノボ・ジャパンの塚本常務

 パソコン(PC)大手・レノボのビジネスノートPC「ThinkPad」(シンクパッド)が誕生30周年を迎え、都内で5日、最新技術を結集した最新モデルの記者発表が行われた。レノボ・ジャパンの塚本泰通執行役員常務は「時代の流れとともに変化する要望に合わせた製品開発を続けていきたい」と意欲を語った。

 シンクパットは1992年、当時の日本IBM大和事業所(神奈川県大和市)で産声をあげた。94年には世界で初めてCD-ROM内蔵したモデルを投入。2004年には指紋認証センサーを初採用した。05年にはレノボがIBMのPC事業を継承。大和研究所で開発を続け、これまでの30年間の累計出荷台数は2億台を突破した。

 この日は30周年記念モデルのPCと同日リリースの新製品をお披露目。記念モデルの14型「X1 Carbon Gen 10」は1000台の限定販売。CPUはインテルCorei7-1260Pプロセッサー、メモリーは32ギガバイト重さ約キログラム。税込み33万円で、同日からレノボオンラインストアで販売する。

 「X1 Fold」は、16.3型画面の有機ELディスプレイが折りたためる最新型。本体画面を折り曲げた状態で液晶部分の下半分にキーボードを乗せて12型PCのようにも使うこともできるほか、画面を横置きにしたランドスケープ、画面を縦置きにしたポートレートにも対応。第12世代インテルCoreTMプロセッサーを搭載し、メモリーは最大32ギガバイト、ストレージは最大1テラバイトまで拡張可能だ。オンラインストアで今月中旬以降に販売予定で、最小構成時販売価格は税込み54万2300円から。

 (6日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)