2025.01.10 昨年11月実質賃金、4カ月連続マイナス 給与伸び、物価高に追い付かず
厚生労働省が9日発表した昨年11月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は、前年同月比0.3%減だった。電気・ガス代などの物価上昇に、給与の伸びが追い付かなかった。速報段階で横ばいだった同10月が下方改定され、4カ月連続のマイナスとなった。
基本給と残業代などを合わせた名目賃金は、労働者1人当たり平均で3.0%増と、35カ月連続のプラス。このうち特別に支払... (つづく)