2025.02.07 丸文、4~12月連結は減収減益

 丸文の2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は減収減益。産業機器向け、自動車向けの半導体の在庫調整局面の持続が響いた。

 セグメント別では、デバイス事業の売上高は前年同期比21.5%減の1124億円、営業利益は同41.8%減の53億円。民生機器向け半導体が大幅に減少。パソコン周辺機器や民生機器、自動車向け半導体も低調だった。

 システム事業の売上高は同8.9%増の379億円、営業利益は同33.5%増の16億円。医用機器分野で放射線治療装置の販売が増加。防衛・宇宙関連市場の拡大を背景に航空宇宙機器分野が伸長した。

 ソリューション事業の売上高は同7.8%増の15億円。ICT分野で通信インフラ向け時刻同期システムの需要が継続したが、新規商材の販売体制強化に伴う人件費の増加により2億円の営業損失を計上した。