2025.06.19 圧倒的な没入感の次世代ゲーミングPC レノボが国内販売

「Lenovo Legion Gen 10」シリーズを紹介するレノボ・ジャパンの三島達夫氏(左隅)ら=東京都中央区

アンバサダーを務めるスタンミ氏も登壇したアンバサダーを務めるスタンミ氏も登壇した

 レノボ・ジャパン(東京都千代田区)は、ゲーマー向けパソコン(PC)ブランド「LEGION(レギオン)」から2025年モデルの「Lenovo Legion Gen 10」シリーズを投入したと発表した。最新鋭のCPU(中央演算処理装置)とGPU(画像処理半導体)を搭載し、高負荷なゲームや複雑な編集作業を快適に行えるようにした。国内外でPCゲーマー人口が増加傾向にある中、事業の拡大に弾みをつけたい考えだ。

 日本で販売を始めたのは計7モデル。ハイスペック志向のレギオンから4製品のノートPCと2製品のデスクトップPCを投入したほか、エントリー向けブランド「LOQ(ロック)」のノートPC も発売した。同社の公式オンラインストアで販売する。

 中でもノートPCの最上位機種が「Legion Pro 7i Gen 10」で、CPUにインテル製の「Core Ultra 9 275HX」を搭載。ディスプレーには、ゲームの世界を鮮やかにリアルに映し出す16インチの有機ELパネルを採用した。価格は、税込みで41万2830円から。

 さらにCPUとGPUからの排熱を効果的に放熱するため、高度な冷却技術をProシリーズ2機種に取り入れた。AIチップがシステム制御を担うことで、パフォーマンスを最大限に引き出せるようにしたことも売りだ。

 17日に東京都内で開かれた新製品の説明会で、レギオンのアンバサダーを務めるゲーム配信者のスタンミ氏は、会場でゲームプレーを披露。「有機ELの画面で没入感が味わえる。特に黒色が綺麗だ」と感想を述べた。

 レノボのゲーミングPC事業は好調に推移し、世界の同市場でシェア1位の座にある。こうした実績を土台に同社はPC本体だけでなく、周辺機器やソフトウェアまで含めて事業を拡大する方針を示した。例えば、ゲームを熟知したスタッフがサポートする24時間365日対応のサービスを提供している。

 日本法人でコンシューマ事業部コンシューマ製品戦略リードを務める三島達夫氏は「一気通貫のサポートを行い、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指す」と意欲を示した。