2025.06.23 NEC、7月1日に新会社 「NESICホールディングス」設立 中堅・中小のDX支援
NESICホールディングス社長に就任する牛島氏
NECは23日、同社の完全子会社として「NESICホールディングス」を設立し、7月1日付で新たな経営体制を発足させると発表した。新会社は、NECが保有するNECネッツエスアイとNECネクサソリューションズの全株式を承継し、両社を傘下に置く中間持株会社として業務を開始する。社長にはNECネッツエスアイ・シニアエグゼクティブアドバイザーでNECコーポレートEVPの牛島祐之氏が就任する。
NESICホールディングスの設立は、NECが総額2390億円を投じて実施したNECネッツエスアイのTOB(株式公開買い付け)完了を受けたもの。同時にNECネクサソリューションズを含めた事業再編を進める。背景には、全国の自治体や中堅・中小企業で本格化するDX(デジタルトランスフォーメーション)需要への対応力を強化し、ビジネス拡大を目指す狙いがある。
新たな経営陣には牛島社長以下、取締役にはNECネッツエスアイの大野道生社長、NECネクサソリューションズの木下孝彦社長らが名を連ねる。NEC本体からも複数の役員が加わり、グループ一体での事業運営体制を固める。