2025.06.24 「国民的イベントに」 ジャパンモビリティショー、今年は130社出展

説明する貝原委員長

 日本自動車工業会は24日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で10月30日から11月9日に開催する自動車関連の展示会「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー)2025」の概要を発表した。コンセプトカーや最新技術、新サービスなど約130の出展社がさまざまな展示を予定。来場者は100万人以上を目指す。

 展示会のコンセプトは「ワクワクする未来を、探しに行こう!」。クルマ・バイク好きからファミリー、ビジネスマンなど多くの来場者に、豊かで夢のあるモビリティー社会によってもたらされる、ワクワクする未来を体験できる企画を予定。出展する約130社のうち、7ブランドが海外企業で前回より3ブランド増えた。

 企画として、モビリティーの「未来の姿」「そのもの」「ビジネス」をテーマに体験を提供。未来の姿では前回好評だった「Tokyo Future Tour」の第2弾を実施する。今回は10年後の近未来の技術やそれによってもたらされる生活の変化を体感できる場を設ける。多様な産業から100以上の企業・団体が集まる。

 ビジネスでは、モビリティー産業の拡張を目指し、スタートアップフューチャーファクトリーを前回に続き実施。100社以上のスタートアップ企業が参加を予定する。ピッチコンテスト&アワードも展開。コンテストは事業ステージごとの2部門制となり、30社がプレゼンする。

 モビリティショー委員会の貝原典也委員長は「来場者目標は前回と同様に100万人以上。全員が満足してもらえる国民的イベントに定着させたい。今回は車の過去から現在、未来のつながりをより鮮明に出して、コアファン、子ども、ファミリーも楽しめるものにしたい」と語った。